長崎県の名物といわれて パッと思いつくものといえば‥、そう「ちゃんぽん」です。
いまや全国各地に “ちゃんぽん” と名のつくものはありますが、そのルーツをたどると 長崎県の中華料理店「四海僂(しかいろう)」に たどり着きます。
今回は この “四海僂” の 本場長崎ちゃんぽんを実食してきました!
北海道には なじみの薄い、長崎ちゃんぽんの魅力をお届けします。
注意
今回は北海道ではなく「長崎県」のお店の紹介となります
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投稿が見つかりません。 投稿が見つかりません。「四海僂」への アクセス方法
「四海僂」があるのは、長崎県長崎市の “松が枝町”。
日本に現存する最古のキリスト教建築物 “大浦天主堂” や、日本に造船の技術をもたらした英国人グラバーの住居などを移築した “グラバー園” などが近いので、観光の際に合わせて回るのも おすすめです。
公共交通機関を利用して向かう場合は、路面電車の利用が便利です。
車を利用する場合は、敷地内有料駐車場の利用が便利です。
食事や買い物での利用の場合、1時間分のサービス券が発行されるので、事前に確認しておきましょう。
店舗情報 | |
【店名】 | 中華料理 四海僂(しかいろう) |
【住所】 | 長崎県長崎市松が枝町4-5 |
【電話番号】 | 095-822-1296 |
【営業時間】 | 11:30~15:00、17:00~21:00 |
【定休日】 | 不定休、年末年始 |
【駐車場】 | 有料駐車場有(食事・買い物の利用で1時間分のサービス券発行) |
【キャッシュレス決済】 | 各カード可 |
【公式サイト】 | https://shikairou.com/ |
【外部サイト】 | ぐるなび / ホットペッパー |
【地図を表示】 | グーグルマップはこちら |
「四海僂」発祥の “ちゃんぽん” と “皿うどん” を実食!
ちゃんぽん 1100円
“四海僂” 発祥の、本場 “長崎ちゃんぽん” をいただきます!
具材一覧
錦糸卵・きくらげ・もやし・キャベツ・豚肉・かまぼこ・イカ・エビ など
トンコツ・丸鳥・鶏ガラ の 白濁したスープは、意外とあっさりしていて とってもクリーミー。
油で炒めた具材とスープを合わせるため 結構こってりしていることが多い ちゃんぽん ですが、脂をほとんど感じなかったのが とても意外でした。
“ちゃんぽん” の一番の特徴といえば「モッチモチの太麺」。
この太麺が たっぷりとスープをすって、すするたびに口の中においしさが広がります♪
ちょっと濃いめの味付けで 具材たっぷり! 食べ応えは かなりバツグン!
なお “長崎ちゃんぽん” と名乗るには、以下の基準をみたしている必要があります。
ポイント
- 長崎県内で製造されたもの
- 小麦粉(たん白質 8.5%以上)
- 灰分 0.40%以下
- 唐あく水 ボーメ 3°~4°
- 切歯番手 16番丸歯
- 蒸し、ゆでの場合 十分アルファー化されていること
中でも注目なのが、マーカーを引いた2点。
つまり “長崎県外で製造され、唐あく水を使用していないもの” は 長崎ちゃんぽん とは呼べない のです。
“唐あく水” は 長崎県内の 3社でしか製造していないので、実質寡占状態なのですね。
皿うどん 1100円
具材やスープは “ちゃんぽん” とほぼ同じ。
ことなるのは調理法で、ラードで炒めた具材にスープを投入し、麺を入れてスープが残らなくなるまでなじませるのだそう。
北海道で一般的に “皿うどん” と呼ばれるのは 油で揚げた極細でパリッパリの麺に とろみのある具材をかけたもの をイメージしますが、四海僂では このタイプの皿うどんは “炒麺(チャーメン)” として提供されています。
長崎県内でも細麺と太麺の2種類の皿うどんがあるようなので、食べたいものが決まっている場合、あらかじめ確認してから向かうのがベストでしょう。
皿うどんは ちゃんぽんに比べて かなりこってり。スープを煮つめている分 味も脂も強めで、よりコク深く感じられました。
また 炒めてある分、雰囲気は焼きそばの様。
ボリューム満点なので、満足度も 満腹度も高かったです!
「四海僂」の 店内の雰囲気
“四海僂” 5階の “展望レストラン” の店内は広く、とても開放的!
席数も 全95席 と とても広いので、よっぽどの場合でなければ 入れないということはないでしょう。
その他、座敷・宴会場などもあり、用途は様々です。
“四海僂” の一番のポイントは、展望レストランからながめられる景色。
“新日本三大夜景” にも選出された 長崎の夜景ですが、四海僂からは 長崎港や 夜景の名所 “稲佐山” を一望することができるんです!
キレイな夜景をみながら食べる 長崎名物の “ちゃんぽん” は格別♪
デートにも良いですが、観光できた場合は 夜景とご当地グルメを同時に楽しむことができる良スポットといえるでしょう。
「四海僂」の メニュー一覧
“四海僂” のメニュー表はとてもシンプル。ちゃんぽん・皿うどん の他は、炒麺・炒飯・餃子など選択肢は多くありません。
“四海僂” にきたら、ちゃんぽん・皿うどん を楽しむのがベストです。
ちゃんぽん | 1100円 |
皿うどん(太麺) | 1100円 |
炒麺(細麺の皿うどん) | 1100円 |
焼餃子(ギョーザ6個) | 550円 |
炒飯(チャーハン) | 1100円 |
干焼蝦仁(エビチリ) | 1540円 |
春巻(2本) | 495円 |
ごま団子 | 330円 |
杏仁豆腐 | 495円 |
白飯(ライス) | 165円 |
「四海僂」2階の “ちゃんぽんミュージアム” に立ち寄ろう
“四海僂” の 2階には、ちゃんぽんの歴史が よ~くわかる “ちゃんぽんミュージアム” が開設されています。
中はそこまで広くはなく 入場も無料。
ちゃんぽんでお腹が満たされたあとは、ちゃんぽんの歴史を学んでから帰りましょう。
ミュージアムでは、1899年に創業した四海僂の初代 “陳平順” が ちゃんぽんを考案したときの話や ちゃんぽんのルーツなどを、パネル展示でくわしく解説しています。
その他 四海僂創業当時の写真や、かつて利用していた道具なども展示されています。
ちゃんぽんへの理解も深まるので、食べる前に一読しておくのも良いかもしれません。
“ちゃんぽん” の 簡単な歴史
ちゃんぽんの生みの親は “陳平順”。
1892年に日本に渡り、1899年に 中華菜館 兼 旅館の “四海樓” を創業しました。
“陳平順” は 中国から渡航してくる留学生などの身元引受人となっていましたが、留学生の食生活の悪さを見かねて、安くボリュームと栄養のある食事をと 考えられたのが「ちゃんぽん」でした。
“ちゃんぽん” のルーツは、福建料理の「湯肉絲麺(とんにいしいめん)」。
これをアレンジし、濃いめの味付け、豊富な具材、独特な麺 などでつくり変えたのが “ちゃんぽん” です。
ちゃんぽんは 誕生した当時 “志那うどん” とよばれ、ちゃんぽん とよばれるようになったのは 大正時代のこと。
なぜ ちゃんぽんと呼ばれるようになったかは諸説ある様ですが、“四海僂” では 福建語の「吃飯(シャポン、ごはんを食べる)」からきているとの説を取っている様です。
なお “四海僂式ちゃんぽんの作り方” についても 記載されていました。
自宅でおいしい “ちゃんぽん” をつくってみたい!という方は、ぜひトライしてみてくださいね。
さいごに
さて今回は、“長崎ちゃんぽん” の発祥店「四海僂」の ちゃんぽんと皿うどんをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
本場の “長埼ちゃんぽん” のポイントとしては 以下のとおり。
本場長崎ちゃんぽんのポイント
- 1899年生まれで 120年以上続く歴史
- 濃いめで 意外とあっさりとした パンチのある主張の強さ
- “唐あく水” をつかってつくられた モッチモチの太麺
一度は食べておきたい ちゃんぽん発祥店の味。
長崎で最初に食べる ちゃんぽんは、四海僂で決まりです!
▼あわせて読みたい
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【店名】 | 中華料理 四海僂(しかいろう) |
【住所】 | 長崎県長崎市松が枝町4-5 |
【電話番号】 | 095-822-1296 |
【営業時間】 | 11:30~15:00、17:00~21:00 |
【定休日】 | 不定休、年末年始 |
【駐車場】 | 有料駐車場有(食事・買い物の利用で1時間分のサービス券発行) |
【キャッシュレス決済】 | 各カード可 |
【公式サイト】 | https://shikairou.com/ |
【外部サイト】 | ぐるなび / ホットペッパー |
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