“九州でもっとも古い喫茶店” といわれているお店が長崎県にありました。
それが「ツル茶ん」。
ご当地グルメ “トルコライス” の名店といわれ、ご当地スイーツ “ミルクセーキ” の発祥店でもあります。
今回は この “ツル茶ん” で、トルコライス と ミルクセーキ を堪能してきました!
歴史ある長崎県のご当地メニューとは、いったいどの様な食べ物なのでしょうか?
注意
今回は北海道ではなく「長崎県」のお店の紹介となります
「ツル茶ん」への アクセス方法と店舗情報詳細
「ツル茶ん」があるのは、長崎県長崎市の “油谷町”。
近くには 有名なカステラの名店 “福砂屋” の本店もあり、一口餃子発祥の流れを組む一店 “宝雲亭” からも徒歩圏内です。
“ツル茶ん” には 駐車場はありません。
そのため近隣駐車場を利用するか、路面電車で向かうのが便利です。
路面電車を利用する場合は、以下のルートで向かいましょう。
長崎駅前からのルート
- 長崎駅前から 路面電車「系統1 崇福寺行き」へ乗車(運賃一律130円)
- 6駅後の「思案橋停」で下車(約12分)
- 約110m、徒歩約2分で ツル茶ん へ到着(⇒ ツル茶ん へのルートを確認)
- 【参考】長崎電気軌道 公式HP
店舗情報 | |
【店名】 | ツル茶ん |
【住所】 | 長崎県長崎市油屋町2-47 |
【電話番号】 | 095-824-2679 |
【営業時間】 | 9:00~21:00 |
【定休日】 | 無休 |
【駐車場】 | なし |
【キャッシュレス決済】 | カード不可、電子マネー不可 |
【公式サイト】 | – |
【外部サイト】 | ぐるなび / ホットペッパー |
【地図を表示】 | グーグルマップはこちら |
「ツル茶ん」といえば トルコライスにミルクセーキ!
昔なつかしトルコライス 1380円
長崎のトルコライスの特徴といえば 以下の3つ。
長崎トルコライスの特徴
- “トンカツ・ピラフ・スパゲティ―” をワンプレートで提供
- ピラフは “ドライカレーだったり チャーハンだったりすることもある
- 上から “デミグラスソース” や “カレーソース” などがかけられる
おそらく明確な定義はないものと思われ、“ツル茶ん” だけみても 10種類以上のトルコライスを提供していました。
わたしの解釈としては “炒めたごはん・スパゲティ・お肉” の 3点で構成される、ワンプレートの洋風料理。
なお トルコライスのオーソドックス型と思われる “ツル茶ん” の「昔なつかしトルコライス」は、以下のパーツで構成されています。
昔なつかしトルコライスのパーツ
- バター風味のピラフ
- ナポリタン
- 大きくてうすめのトンカツ
- たっぷりなカレーソース
- フレンチドレッシングのかかったサラダ
トルコライスをひとことで表すなら “ボリューム満点”!
ケチャップたっぷりなナポリタン、トンカツの下にまで広がるピラフ、うすいとはいえ大きなトンカツに、これだけでもご飯がすすみそうな昔ながらのカレーソース。
注文が入ってから揚げる “トンカツ” は サックサクで、やさしい味わいのカレーソースとの相性もバツグン!
昔なつかしい喫茶店のメニューが一同に会したトルコライス。
わたしの様な適度な量を食べたい人には ボリュームがありすぎて ちょっとくどく感じますが、逆にたくさん食べる人には大満足な一皿でしょう!
真正トルコライス 1780円
“昔なつかしトルコライス” と基本構成は同じで、“炒めたごはん・スパゲティ・お肉” がワンプレートで登場。
ただし その内容は ピラフ→カレーピラフ、トンカツ→ラムチョップ、カレーソース→デミグラスソース と 微妙にことなっています。
北海道民としてうれしかったのが ラムチョップ!
ジンギスカン文化の本場 “北海道” ですが、道外で羊肉を食べることってあんまりないので 楽しみです♪
さっそくラムチョップにガブっと‥、とっても羊くさい!
北海道で食べる “羊くさい羊肉” より かなりくさみがあり ダメな人はきっとダメ。これが一般的なジンギスカンや羊肉のイメージだったとすると、北海道のジンギスカンが喜ばれる理由がよくわかります。
今までなにげなく美味しい羊肉を食べていたんだなぁ~と、あらためて実感‥。
ただし 食べなれてくると、臭みがあった方が不思議とおいしく感じるのが羊肉の奥深さ。このくさみが逆に新鮮で、わたしは結構好きでした♪
“デミグラスソース” は 塩味も 主張もひかえめ。なので ラムチョップとカレーピラフの味が際立ちます。
もちろんボリュームは満点!
価格もなかなかですが、それ以上に満腹になることまちがいなしです。
元祖長崎風ミルクセーキ 720円
長埼県のご当地スイーツ「ミルクセーキ」の発祥店が、この “ツル茶ん”。
一般的には “飲み物” なミルクセーキですが、長崎風は “ミルクセーキの中に かき氷 をくわえた” もので、 “食べ物” として提供されているんです!
きっと味も食感も想像がつくはず。
暑い夏にピッタリな冷たいスイーツは、トルコライスに次ぐ人気商品のひとつです!
「ツル茶ん」の 店内の様子と トルコライスの発祥について
九州最古の喫茶店といわれている “ツル茶ん” ですが、創業したのは なんと1925年と 約100年も前の話。
店名は “ツルが羽根を広げた形の長崎の港” に “初めて生まれた喫茶店” ということで「ツル茶ん」と名付けられたそうです。
建物は1990年ころに建てかえられたものですが、あえてレトロ調にしているのだとか。
“ツル茶ん” の名物 “トルコライス” ですが、その発祥については よくわかっていないそう。
ネット上に いくつかの有力な説が流れているので、簡単にご紹介します。
ポイント
- 当時あった「レストラントルコ」という店のワンプレートメニューが広がったとする説
- 「ビストロ・ボルドー」の創業者の父が 神戸の将校クラブに努めていた時に開発したとする説
- 「レストラン マルゼン」のシェフがつくり名前をつけたとする説
- トルコライスの それぞれの料理を どこかの国・地域にあてはめ、その中間にあるのがトルコだからとする説
ちなみに “ツル茶ん” の 3代目店主 川村さんは、1番の説を主張しているのだとか。
店内は3階建てで、各階はそこまで広くはありませんが すべて合わせたらかなりの席数。
それでも待ちがでてしまうほど人気の喫茶店。
タイミングが悪くなければ そこまで待つこともないと思うので、来たからには必ず食べて帰りましょう。
「ツル茶ん」の メニュー一覧
”ツル茶ん” の メインメニューは “トルコライス”!
トルコライスだけで全11種類もあるので、好みの組み合わせのトルコライスを選びましょう。
トルコ三四郎 | 1580円 |
ヴェリートルコ | 1580円 |
Ryomaトルコ | 1580円 |
昔なつかしトルコライス | 1380円 |
シーフードトルコ | 1380円 |
チキントルコ | 1380円 |
ランタントルコ | 1380円 |
フリカンデルトルコ | 1380円 |
テキトルコ | 1580円 |
ジパングトルコ | 1380円 |
真正トルコライス | 1780円 |
お得なメニュー | |
モーニングセット | 720円 |
ツル茶んランチ | 1080円 |
レトロセット | 1280円 |
レディースランチ | 1320円 |
その他 サンドイッチ・トースト・ドリア・スパゲティ・カレー・オムライス・ハンバーグなど、カフェというより洋食店よりなメニューがひと通りそろっています。
普段使いにも よさそうですね。
喫茶メニューも コーヒー・紅茶・ホットチョコレート・レモネードなど、種類は豊富。
元祖長崎風ミルクセーキ | 720円 |
ハーフミルクセーキ | 380円 |
ミルクセーキは、ノーマルとハーフの2種類があります。
今回ご紹介したミルクセーキはハーフですが かなり量がありましたので、おためしであればハーフがおすすめです。
さいごに
さて今回は 長崎県のご当地グルメ “トルコライス” と、その代表店 “ツル茶ん” をご紹介しましたが いかがでしたでしょうか?
”ツル茶ん” の魅力は 以下の3点。
ポイント
- 1925年から続く 九州最古の喫茶店
- ご当地グルメ “トルコライス” の代表的な一店
- おなじくご当地スイーツ “長崎風ミルクセーキ” の発祥のお店
長崎県民には定番のお店なので、観光にきた際は ぜひ足を運んでおきたいところ。
“ツル茶ん” で トルコライスとミルクセーキを堪能してみてくださいね♪
店舗情報 | |
【店名】 | ツル茶ん |
【住所】 | 長崎県長崎市油屋町2-47 |
【電話番号】 | 095-824-2679 |
【営業時間】 | 9:00~21:00 |
【定休日】 | 無休 |
【駐車場】 | なし |
【キャッシュレス決済】 | カード不可、電子マネー不可 |
【公式サイト】 | – |
【外部サイト】 | ぐるなび / ホットペッパー |
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