2020年9月に日本に上陸した、ドイツ発のデリバリーサービス「foodpanda(フードパンダ)」。
スマホアプリから好きなメニューを注文するだけで レストラン・コンビニなどの商品が自宅に届くとっても便利なサービスでしたが、2022年3月末に早々と日本撤退を発表‥
- 2022年3月付で日本撤退することを発表
- フードデリバリー最盛期のサービスでは、1番初めに撤退を宣言
今デリバリーサービスを探す場合、わたしが圧倒的におススメなのが「Wolt(ウォルト)」☑
地域の人気店がそろっていて、アプリのプラットフォームもとっても見やすく使いやすいので、わたしも良く利用しています。
当サイト一番の “おすすめ” は「Wolt」☑
お弁当だけではなく、色んなお店から生鮮品・日用品・お酒やコンビニの商品までデリバリーしてもらうことができる、とっても便利なサービスなんです ^^
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日本でフードパンダはもう利用することができませんが、代わりにウォルトでデリバリーを楽しみましょう!
正直なところ 割引クーポンが充実している分 フードパンダよりリーズナブルで、使いやすさも各段と上です ^^
ウォルトのことをもっと詳しく知りたい時は、次の記事を参考にしてみてください。
なお この記事では、フードパンダがサービス提供していた頃に「エリック・ウェイCEOと対談した内容」を綴っています。
フードパンダがどんなサービスだったのか確認したい場合や、他のサービスとの比較をしたい場合などにご覧ください。
【著者情報】
この記事は、グルメブロガーの「tomo.」がお届けします
プロフィール
北海道在住の専業ライター。ドライブが大好きで北海道全178市町村を駆け巡っています。主に自社サイト「MOGTRIP」の記事執筆を行い、旅行サイト「トラベルコ」などへの寄稿実績もあり。「株式会社Foodies」代表取締役。「プロフィール詳細」。
当サイトでは今までに2000件以上の飲食店を食べ歩いてきた豊富なグルメの知識を活かして、各商品の実食レビューを行っています。
フードパンダの「サービス概要」を確認
「foodpanda(フードパンダ)」は、ドイツ発のデリバリーサービス ☑
日本国内では6都市(横浜・札幌・名古屋・神戸・広島・福岡)からサービスをスタートし、徐々にエリアを拡大しています。
サービス概要
「foodpanda(フードパンダ)」のサービス概要は、次のとおり。
加盟店数や 配達料・手数料などを一覧にまとめましたので、確認しておきましょう。
▼ foodpanda(フードパンダ)サービス概要
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | foodpanda(フードパンダ) |
サービス開始日 | 2020年10月1日(9/16~ 先行開始) |
営業時間 | 店舗によりことなる |
加盟店舗数 | 1140店舖 |
配達料 | ~1.0km:無料 ~1.5km:50円 ~2.0km:100円 ~2.5km:150円 ~3.0km:200円 ~3.0km以上:250円 |
手数料 | 配送手数料:無料(変更の可能性大) 少額注文手数料:1000円未満の場合、その差額分 |
エリア | シンガポール・香港・タイ・マレーシア・パキスタン・台湾・フィリピン・バングラデシュ・ラオス・カンボジア・ミャンマー・日本 ・日本国内6都市(横浜・札幌・名古屋・神戸・広島・福岡) |
注文方法 | アプリ・ウェブから |
支払方法 | カード・デビットカード・代金引換 |
運営会社 | Delivery Hero Japan株式会社(本社:Delivery Hero SE【ドイツ】) |
公式サイト | https://foodpanda.co.jp/ |
おすすめ度 |
サービスの内容
「foodpanda(フードパンダ)」のサービス内容を簡単に説明すると、次のとおり。
- 普段デリバリーに対応していないお店からも、料理を注文できる
- 職場や公園など どこにでも届けてくれる(例外有)
- サービス側は「レストラン・配達パートナー・ユーザーの3者をつなぐプラットフォーム」
ポイントは「レストランも配達パートナーも、サービス側に直接雇用されている訳ではない」ということ。
サービスに登録した「配達パートナー」が配達を担うことで、レストランは配達に係る人件費が抑えられます。その結果 参入するお店が多くなり、普段出前を行っていないお店の料理を 自宅で楽しむことができる様になりました。ユーザー側にとって、ここが大きなメリットでしょう ^^
フードパンダCEO「エリック・ウェイ」氏 と対談
台湾出身の「エリック・ウェイ氏」は、「Amazon・Google」などの IT企業を渡り歩いてきた実績の持ち主。
「爽やか」という言葉がピッタリで、フードパンダの描く未来を 笑顔で語っていたのがとても印象的でした。
フードパンダの描く未来「qコマース」とは?
アマゾンや楽天などに代表される オンライン上で取引・決済を行うことを「eコマース」と言います。
フードパンダでは eコマースをさらに発展させた「qコマース(クイックコマース)」を目指して、サービスを展開しています。
- eコマース
- インターネット上で商品やサービスを売買すること
- qコマース
- ECサイトやスマートフォンアプリなどから注文を受け、食品や日用品を短時間で配達するサービス
従来の「eコマース」だと 注文から配達までに数日かかりますが、フードパンダが目指す「qコマース」では その配達網を生かした「何でもすぐに届けることができる」未来を目指しています。
- デリバリー他社との差別化について どのように考えていますか?
-
フードデリバリー事業だけではなく、クイックコマース事業への展開が他社と大きくことなります。今後飲食店以外のマーケットも加え、平均25分以内に「手元に何でも届く」ような今までにない買い物の仕方を提供していきます。
例えば お母さんに花を贈りたいと思った時に30分後に手元に届く、ネクタイを忘れた時にもフードパンダで注文。
コロナ禍の現状で苦しんでいるのは 花屋さんや八百屋さんなど飲食店以外のオフラインの店舗も同じなので、配達の速さや安定性などの価値をオフラインのお店にも提供していきたい。
従前は「年内を目途に」qコマースをスタートさせると報道されていましたが、それより早く公式からの発表がありました。
フードパンダに「ローソン」が出店することが正式に発表され、お弁当やドリンク類・日用品などがデリバリーできることが確実となりました。
スタート時点で デリバリーに対応しているローソンがあるのは「札幌・福岡」の2都市だけですが、今後対応エリアは拡大していくと思われます。
「札幌」という マーケットの魅力とは
札幌でデリバリー事業を行うにあたり 一番の問題は「雪」。
雪が積もる冬季間は 自転車や原付バイクでの配達が難しいので、必然的に「車」での配達がメインとなります。また毎年札幌市民を悩ませるのが、雪による交通渋滞。ひどい時には、札幌市内を移動するだけで1時間~2時間かかることも珍しくありません。
そんな状況が予想される中、フードパンダが札幌に進出することを決めた理由を伺ってみました。
- スタートの6都市のひとつに「札幌」を選んだ理由は?
-
札幌は190万人の人口を持つ とても大きく魅力的なマーケットだと考えています。ですが雪が多く、日本で一番難しいマーケットでもあります。
ただし課題をクリアすることができれば、他の雪の多い都市でサービスを展開するノウハウが得られます。
今まで誰も正解をつくることができていない状況なので、それをつくっていけることに とてもワクワクしています。
- 冬期間は配達遅延などが予想されますが、考えている対応はありますか?
-
フードパンダでは AIやマシーンラーニングといったテクノロジーを活用することで、平均25分のお届けが可能になっています。
雪が降った場合、その時間帯にどの程度のオーダーが入るのかというAIデータの予測をもとに配達ライダーを確保し、効率的に配達を行います。
フードパンダ側としても 雪国でのサービス提供は初めてのことなので、どうやらチャレンジのひとつとしての意味合いも含まれている様です。
実際に雪がふった場合の対応については、IT企業出身だからこその強みをいかし「AIを駆使した効率的な配達」を行うそうですが、まだAIのデータは集まっていないでしょう。今冬はデータの蓄積がメインとなると思われるため、本領が発揮されるのはおそらく来期以降でしょうか。
また冬期間は車での配達がメインになりますが、冬季間の配達員は十分確保している様子でした。
今後のフードパンダの展望
いろいろ話をうかがっていく中で、今後フードパンダが目指していく方向性が垣間見えました。
- 日本の隅々までデリバリーできる様にしていきたい。
- ゆくゆくはドローンなども利用して、今までにできなかったことをやっていきたい。たとえば「すすきのの料理を小樽へ届ける」など。商圏が広がればお店も潤うし、ユーザーの選択肢も広がる。
- オンラインデリバリー用に値上げしているお店が多く、ユーザーが不利な状況になっている。フードパンダのビッグデータを活用して、お店に食品ロスや人件費などのコストを減らす提案をしていきたい。
今後フードパンダの対応エリアが広がることは、もはや確定!
また お店側・ユーザー側のメリット・デメリットについても、今後きっと改善されていくことでしょう。
フードパンダの「札幌事務所」について
今回 訪問したのは、札幌市厚別区にあるフードパンダの事務所。
「ライダー登録」や「各ライダーへの講習」などを行なうのも、こちらの事務所となります。
ライダー登録などを行なうのは こちら。
登録したライダーは、こちらのスペースで休憩することも可能。お茶を飲みながら、ゆっくりランチタイムをすごすこともできます。
現時点では厚別区はエリア外ですが、ゆくゆくは ライダー同士の交流ができる場としての運用も視野に入れているそうです。
プロジェクターのついたこちらの部屋は、ライダーへの講習などを行なう部屋。
ライダーへの教育を、しっかりと行っている様子が浮かびます。
フードパンダ CEO「エリックウェイ対談」まとめ
今回は “フードパンダ” を運営する “foodpanda Japan” の CEO「エリック・ウェイ」氏 との対談の様子をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
本記事を読んだ方は、きっと “フードパンダ” が描く未来を のぞくことができたと思います。
2007年に “iPhone” が発売され、爆発的に普及したのが “スマホ”。
それからたった十数年で、ゲームも支払いも全部スマホで完結する現状を予想できた人は 少ないと思います。
そして きっとまた数年後には、今からは想像もつかない様な状況が待っているはずです。
フードパンダが描く未来も、きっと遠い未来のものではないのかも知れません。
▼ デリバリー:クーポンまとめ
▼ その他のデリバリー
Wolt(ウォルト)・Uber Eats(ウーバーイーツ)・menu(メニュー)・出前館
▼ サービス終了
foodpanda(フードパンダ)・DiDi Food(ディディフード)・DOOR DASH(ドアダッシュ)・Chompy(チョンピー)・FOODNEKO(フードネコ)